裁ちばさみの選び方|洋裁初心者におすすめのサイズ・素材・重さを解説

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裁ちばさみは何を基準に選べばいい?

裁ちばさみを選ぶとき、
「どれを買えばいいの?」「高いもののほうがいい?」と迷ってしまいますよね。

裁ちばさみは、ただ「よく切れるもの」を選べばいいわけではありません。

サイズ・重さ・刃の素材・持ちやすさ・利き手などによって、使いやすさが変わります。

特に洋服など大きなパーツを裁断するときは、裁ちばさみの使いやすさが作業のしやすさや仕上がりにも影響します。

この記事では、洋裁の仕事で裁ちばさみを使ってきた経験をもとに、初心者が裁ちばさみを選ぶときにチェックしたいポイントを紹介します。

裁ちばさみを選ぶ5つのポイント

① サイズ・刃の長さで選ぶ

裁ちばさみには、さまざまな大きさがあります。

家庭で洋裁をするなら、まず候補にしたいのが24cm前後の裁ちばさみです。

一般的に、

  • 21cm前後 → 小さな作品や細かい作業に使いやすい
  • 24cm前後 → 洋服から布小物まで幅広く使いやすい
  • 26cm前後 → 大きな布を長く切る作業に向いている

というように、サイズによって使い勝手が変わります。

特に洋服を作る場合は、ある程度刃が長いほうが、布を何度も細かく切り進めなくてよいので、長い直線を裁断するときに便利です。

一方で、大きければ大きいほど使いやすいというわけではありません。

自分の手の大きさや、作るものに合ったサイズを選ぶことが大切です。

② 重さで選ぶ

裁ちばさみは、軽ければ軽いほど使いやすいというわけではありません。

ある程度重さがあることで、刃が安定して布を切り進めやすく感じることもあります。

一方で、重すぎるものを長時間使うと、手や腕が疲れてしまうことも。

そのため、重さだけで判断するのではなく、

「持ったときに無理なく開閉できるか」
「布を切り進めるときに扱いやすいか」

を意識して選ぶのがおすすめです。

③ 刃の素材で選ぶ

裁ちばさみの刃には、さまざまな素材が使われています。

代表的なのが、

  • 鋼
  • ステンレス

などです。

鋼製の裁ちばさみは、切れ味や刃の持ちに魅力がありますが、錆びやすいためお手入れが必要です。
ステンレス製は錆びにくく、比較的お手入れしやすいのが特徴。

ただし、裁ちばさみの切れ味は素材だけで決まるものではありません。
刃の作りや仕上げ、メーカーによっても使い心地は変わります。

そのため、「鋼だから良い」「ステンレスだから悪い」と決めつけず、全体の作りを見て選ぶのがおすすめです。

④ 握りやすさ・手へのフィット感で選ぶ

裁ちばさみは、実際に手に持ってみると、同じサイズでも使い心地がかなり違います。

チェックしたいのは、

  • 持ち手の大きさ
  • 指を入れたときのフィット感
  • 刃の開閉のしやすさ
  • 切るときに必要な力

など。

特に洋服を何着も作る場合など、長時間使うこともあるので、「手に合うかどうか」はとても大切です。

可能であれば、実際に手に持って試してみるのがおすすめ。ネットで購入する場合は、サイズだけでなく重さや持ち手の形も確認しておきましょう。

⑤ 利き手に合ったものを選ぶ

意外と忘れやすいのが右利き・左利きです。

裁ちばさみには右利き用・左利き用があります。

左利きの方は、単純に「左手でも使える」というだけでなく、左利き用として作られた裁ちばさみを選ぶのがおすすめです。

刃の向きや布を切るときの見え方などが違うためです。

初心者はどんな裁ちばさみを選べばいい?

迷ったら、まずは24cm前後の裁ちばさみがおすすめです。

洋服の裁断から、バッグやポーチなどの布小物まで、比較的幅広く使いやすいサイズです。

ただし、「24cmを買えば誰にでもベスト」というわけではありません。

小さな布小物が中心なら、もう少し小さなサイズのほうが扱いやすい場合もあります。
逆に、洋服など大きなパーツをたくさん裁断するなら、26cm前後のものが使いやすいことも。

作るもの・手の大きさ・使う時間を考えて選ぶのがポイントです。

高い裁ちばさみはよく切れる?

「裁ちばさみは高いものを買ったほうがいいの?」

これは、初心者さんからよく出てくる疑問だと思います。

結論としては、最初から高価な裁ちばさみを買う必要はありません。

ただ、裁ちばさみは一度購入すると長く使える道具なので、100均などの安いものを選ぶより、ある程度品質のよいものを1本選ぶのがおすすめです。

特に、

  • 布を切るときに力が必要
  • 切り口がきれいにならない
  • 長時間使うと手が疲れる

という場合は、裁ちばさみを見直すだけで作業が楽になることもあります。

裁ちばさみを長く使うためのお手入れ

お気に入りの裁ちばさみは、できるだけ長く使いたいですよね。
基本的には、

  • 使用後は布くずなどを取り除く
  • 水分や湿気を避ける
  • 紙や布以外のものを切らない
  • 落とさない
  • 切れ味が落ちたら研ぎに出す

などを心がけましょう。
裁ちばさみは刃の形やかみ合わせも大切なので、必要になったらメーカーや専門の研ぎ屋さんに相談するのがおすすめです。


裁ちばさみで紙を切ってはいけない?

これは初心者さんにぜひ知っておいてほしいポイント。

裁ちばさみでは、基本的に紙を切らないようにしましょう。

紙を切ると刃が傷み、布を切るときの切れ味に影響することがあります。型紙を切るときは、普通のはさみを使い、「布を切るはさみ」と「紙を切るはさみ」を分けるのがおすすめです。

おすすめの裁ちばさみ

東鋏 庄三郎 

日本の伝統的な刃物職人ブランドで、
布地を “スッと軽く切れる” と評価が高いです。

服飾専門学校やアパレルメーカーでも愛用されており、
一度買うと長く使えるという声も多いです。

KAI(貝印)

日本の刃物メーカーとして有名。裁ちばさみも高品質で、初心者からベテランの方にまで人気。

クロバー

日常的な布裁断にちょうどいいモデルが揃い、手頃な価格帯でも性能が◎

私が愛用している裁ちばさみ

私が愛用している裁ちばさみは、
服飾の専門学校時代に購入した 「増太郎」 です。

かれこれ 20年近く使い続けていますが、今でも現役で活躍しています。

こちらのはさみは、職人の手によって丁寧に作られた裁ちばさみで、
布に刃を入れるとスッと気持ちよく切れるのが特徴です。

実はこの増太郎の裁ちばさみは、現在はほとんど製造されていないそうです。

私にとって増太郎の裁ちばさみは
長い時間を一緒に過ごしてきた、思い入れのある仕事道具のひとつです。

これからも大切に手入れをしながら、
長く使い続けていきたいと思っています。

まとめ|裁ちばさみは「自分にとって使いやすいもの」を選ぼう

裁ちばさみを選ぶときは、値段や見た目だけでなく、

  • サイズ
  • 重さ
  • 刃の素材
  • 握りやすさ
  • 利き手

をチェックしてみましょう。

初めて購入するなら、24cm前後の標準的なサイズが、洋服から布小物まで幅広く使いやすいでしょう。
ただし、手の大きさや作るものによって使いやすさは変わります。

裁ちばさみは、ハンドメイドを続けるほど使用頻度が高くなる道具です。
ぜひ自分の手になじむ、使いやすい一本を見つけてみてください。

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この記事を書いた人

アパレルメーカーで婦人服パタンナーとして勤務後、出産をきっかけに子ども服作りを始めました。
百貨店ブランドからプレタポルテまで、年間100型以上のパターンを手がけた経験を活かして、
2024年に「suume.(シューミー)」をスタート。

現在は、子ども服のパターン販売・ハンドメイドアイテムの制作・作り方動画の配信を通じて、
「ママが作りたくなる・使いたくなる服と小物」を提案しています。

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