「これから裁縫を始めてみたい」「必要な道具を揃えたい」そんな方に向けて、使いやすくて失敗しないおすすめの裁縫道具をご紹介します。
まずは手縫いから、次はミシンも使ってみたい…という方も安心してステップアップできるように、分かりやすくまとめました。
・裁縫始めるのに必要な道具は?
・安い裁縫道具はたくさんあるけど、すぐ壊れそうで不安
・種類が多すぎて、何を買えばいいのか迷っちゃう
そんな悩みを解消します。

裁縫歴20 年以上の私が、
これだけは必要‼というアイテムに絞ってお話するよ♪
まずはこれ。基本の裁縫道具
まず最初に揃えたいのは「針・糸・ハサミ」などの基本アイテム。
これがあれば、簡単な手縫いでお裁縫が始められます。
巾着やベビー服など意外と手縫いで縫えるものは多く、手縫いは裁縫の基礎でもあります。
使いやすい道具を揃えて、作る楽しみを感じてみましょう。
お裁縫デビューにぴったりな道具3つ


実は、裁縫を始めるのに必要な道具はたったの3つだけ!
- 手縫い針
- 手縫い糸
- 裁ちばさみ
まずはこの3つを持っていれば、ボタン付けや袋物づくりなど、簡単な手縫いはすぐに始められます。
初心者さんの使いやすさに着目して順にご紹介します。
\こんな方におすすめ/
- これから裁縫を始めたい初心者さん
- お子さんのボタン付けやゼッケン付けに最低限の道具がほしい方
①手縫い針
縫いやすさを左右する、こだわりたいアイテム
洋裁用の手縫い針(メリケン針)は「太さ」や「長さ」によって種類がたくさんあります。
サイズは1号~12号までで、数字の小さい方が長く太い針です。
初心者さんには「普通地用」の針が◎
糸通しがついているセットだと、糸通しもラクラクです♪
手縫い針のおすすめをもっと知りたい方は↓
②手縫い糸
布と布をつなぐ“縫いの主役”
手縫い専用の糸は、ミシン糸よりも少し太めで、手縫いの動きに合わせもつれにくいように作られています。
ミシンは持っていないけど、何か縫ってみたい・・・という方には手縫い糸がおすすめ。
ボタンつけ服のお直しにも使えます。
手縫い糸のおすすめをもっと知りたい方は↓
③裁ちばさみ
いいハサミは、いい作品を連れてくる
裁ちばさみ(裁ちきりばさみ)」は、布専用のハサミのこと。
普通のハサミで布を切ると「ガタガタ」「ほつれる」「切りにくい」なんてことも…。
また、一言で裁ちばさみと言っても品質はピンキリ。
はさみで線の上を切るのは意外と難しく、数ミリの誤差が完成時の仕上がりに大きく左右します。
裁ちばさみは、一度買えば長く使える道具。
だからこそ「最初に良いものを選んでおくと、作業のストレスが激減」します。
裁ちばさみのおすすめをもっと知りたい方は↓
次に揃えたい必須アイテム


①糸切りばさみ
糸をカットするための小さめのはさみ。
裁ちばさみでも代用できますが、間違って生地を切ってしまうことも…。
ひとつ持っていると便利です。
②チャコペンやチャコペーパー
印をつけるための道具。
生地に裁断線を書いたり、縫うときに必要な合印を入れたりします。
洗ったり時間が経つと消えるものなど、便利なものがたくさんあります。
③まち針&ピンクッション
まち針は布を縫い合わせる際に仮留めする針のこと、
ピンクッションは針を刺しておく道具で、針山とも言います。
どちらも裁縫では必需品です。
④定規
長さを測ったり、布に線をひいたりする際に必要です。
洋裁用の方眼定規が便利です。
⑤アイロン
家庭用のアイロンで大丈夫です。
生地によってアイロンの温度が重要なので、コードありのタイプの方が温度管理がしやすいです。
⑥アイロン定規
アイロンで生地を指定巾に折る際に使います。100均でも買えますが、画用紙で簡単に自作できます。
⑦おもり
きれいに裁断するための必須道具です。生地を動かさないよう、数か所におもりを置いて固定し裁断します。
各アイテムの詳細をもっと知りたい方は↓
ステップアップ!ミシンを使いたくなったら


手縫いに慣れてきたら、「やっぱりミシンが欲しいかも…」と思う方も多いはず。
各メーカーから様々なミシンが発売されており、初心者向け~上級者向けまで機能も価格もバラバラ。
自分にあった本当に良いミシンはどれなのか迷ってしまいますよね。
ここでは、裁縫初心者さんが失敗しないためのミシン選びのポイントを分かりやすくご紹介します。
家庭用ミシンの種類って?それぞれの特徴をチェック!
家庭用ミシンは大きく分けて3つのタイプに分かれます。
① 電動ミシン
モーターの力で縫える、一番シンプルなタイプのミシンです。
- 基本的な直線・ジグザグ縫いができればOKという方におすすめ
- シンプルな構造
- 価格も手ごろで入門機にぴったり!
- 速度が落ちると馬力もダウン。厚手の生地は縫えない
③ 電子ミシン
- ムダのない必要最低限の機能
- 低速でもパワーは落ちず、厚手の生地も縫いやすい
- ボタンホールなど、家庭で使い勝手の良い数種類の模様搭載
② コンピューターミシン
液晶パネルなどで操作が簡単な、初心者~中級者まで幅広く人気のモデルです。
- ボタン一つで縫い模様やスピード調整ができる
- 自動糸通し・自動糸切りなど、便利機能が充実
- 縫い目の精度も高く、作品の仕上がりがきれい
- 機種によっては文字縫いもできる!
- 比較的高価
家庭用ミシンの選び方
① フットコントローラーの有無
縫うときは、片手または両手で布を押さえながら縫うのが基本。
足で操作できる「フットコントローラー」は、両手が自由に使えて大変便利です!
②自動糸通し機能
針の横にあるレバーやフックを使って、糸を自動的に針穴へ通してくれる機能。
慣れない作業を一気にラクにしてくれます。
初心者さんや目が疲れやすい方にも嬉しい!
- 糸通しに時間がかからない
- 細かい作業が苦手な方でも安心
- 失敗も少なくストレスフリー◎
自動糸通し機能がついていれば、針への糸通しが一瞬で完了します。
③自動糸調子機能
ミシン初心者さんがつまずきやすいポイントのひとつが、「糸調子」。
自動糸調子付きのミシンなら、
布の厚さや縫い方に応じて、自動でベストな糸調子を調整してくれるので、
- 初心者でも縫い目がきれいに仕上がる
- 厚手や薄手の布もスムーズに縫える
- 糸調子をいちいち調整する手間がない!
というメリットがたくさんあります。
自分にぴったりなミシンをもっと知りたい方は↓
ミシンと一緒に揃えたい道具たち


①ミシン針
ミシン針は消耗品。曲がったり折れたりしたら交換が必要です。
生地の厚みやかたさに合わせて太さを変更します。
②ミシン糸
ミシンにはミシン専用の糸を使用します。原則、上糸と下糸は同じ色で縫います。
生地によって糸の太さを替えて縫います。
③ボビン
下糸を巻くための道具。色ごとに替えるので複数あると便利。
④押え金の種類
生地によって押え金を替えることで縫いやすさがアップしたり、特殊な縫い方をすることが出来ます。
スムース押さえやファスナー押さえはあると縫えるものの幅が広がります。
⑤ミシンオイル
ミシンは精密な機械です。定期的に注油しメンテナンスしてあげることで長持ちに繋がります。
「どれが必要?」「どんな風に使うの?」をもっと知りたい方は↓
よくある質問(Q&Aコーナー)
- 針や糸って100均のものでも大丈夫?
-
初めてのチャレンジなら100均で試すのもOKですが、長く続けたいなら専門メーカーのものがおすすめです。
針の滑りや布通りが良く、糸の強度や仕上がりにも差が出ます。最初の1本こそ、良い道具を選ぶとストレスなく始められますよ。 - 道具は最初から全部そろえないとダメ?
-
いえ!最初は「針・糸・布用はさみ」の3点があれば大丈夫です。
あとは必要に応じてチャコペン、糸切りばさみ、定規などを少しずつそろえていくとムダがありません。
最初の一歩は、シンプルな道具選びから


最初は最低限の道具だけでも大丈夫。楽しみながら、少しずつ道具を増やしていきましょう!
裁縫を始めるにあたって、すべての道具を一度に揃える必要はありません。
作りたいものに対し「こういうのが欲しいな」と感じたら少しづつ揃えていきましょう。
また、作業工程にもそれぞれの個性があります。
まずは手に入りやすい道具を使いながら、少しずつ自分に合ったアイテムを見つけていくことが大切です。
また、チャコペンやチャコペーパーなどの印付け道具も、作品の仕上がりを左右する重要なアイテムです。必要に応じて、便利な道具を追加していくことで、裁縫の楽しさが広がります。
次のステップとして、ミシンやその周辺道具についても興味が湧いてきたら、ぜひ以下のページをご覧ください。
初心者の方にもわかりやすく解説しています。


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